株式会社エス・エム・エスの導入事例

株式会社エス・エム・エス

マッチング数3倍、売上高2.5倍を実現!複雑なマッチング条件にも対応できるPORTERS活用術

医療・介護分野の人材支援事業を展開する株式会社エス・エム・エス 。同社の障害者雇用支援グループでは事業立ち上げ後に直面した課題を解決すべくPORTERS Agent(以下、PORTERS)を導入。これを機にマッチング数は約3倍、売上高は前年比約2.5倍と急成長を遂げた。PORTERSの活用方法について、導入に携わった同社の大貫康平氏に聞いた。

PORTERS導入を決めた理由は「柔軟で直感的な操作性」

――最初に、御社の事業内容をお聞かせください。

大貫氏:株式会社エス・エム・エスは、医療・介護分野の人材紹介事業および経営支援SaaS(サース)事業を展開しています。2023年10月には、障害者雇用支援事業として、障害のある方向けの就職・転職情報サイト『かべなし求人ナビ』を開始しました。

 また直近では、採用を含む複数の支援メニューを統合した「かべなし 法人向け障害者雇用支援サービス」の提供も開始しました。2026年7月の法定雇用率引き上げを見据え、企業ごとの課題をヒアリングしながら、自社雇用・活躍までを伴走支援する「内製化支援」を強みとしています。業務切り出し・組織設計を支援する「かべなしコンサルティング」、人材紹介の「かべなし求人ナビ」、eラーニング「かべなし研修室」、定着支援の「かべなし相談室」の4つのサービスを通じ、採用から定着・戦力化までを一気通貫で支援しています。


――障害者雇用支援を始めたきっかけは何でしょうか。

大貫氏:近年企業に対し、全従業員のうち障害のある方が占めるべき割合を定めた「法定雇用率」の引き上げが段階的に進んでいます。2026年7月からは、この雇用率が2.5%から2.7%へと引き上げられ、これに伴い義務化される企業の対象も「従業員37.5人以上」へと拡大されます。

 ただ、障害のある方の特性や適性が分からないまま数字ありきで採用すると、現場でどう配慮すべきか分からず、『思っていたイメージと違う』というミスマッチが起きてしまうケースが多くあります。私たちはこの課題に向き合い、単なるマッチングにとどまらず、障害のある方が社内で生き生きと活躍できる「内製化支援」をテーマに事業を展開しており、新たに「かべなし 法人向け障害者雇用支援サービス」として、業務切り出し・組織設計を支援する「かべなしコンサルティング」、障害者雇用に特化してマッチングを支援する人材紹介の「かべなし求人ナビ」、受入側組織向けのeラーニング「かべなし研修室」、医療系有資格者による定着支援の「かべなし相談室」の4つの提供をはじめました。

 障害属性については、現在は、身体・精神・知的のすべてに対応しており、営業事務や経理、人事といった事務職を中心に、数百人にのぼる障害のある方の就職と、その後のキャリアアップをサポートしてきました。


――PORTERSを導入した背景を教えてください。

大貫氏:PORTERS導入前はスプレッドシートでデータを管理していましたが、データ量が数万行レベルに膨れ上がり、1つのデータを入力するだけで数十秒待たされるような問題が頻発していました。また、複数人が同時に編集して上書きされ、元データが消えてしまうトラブルもありました。このままでは求職者への対応スピードに影響しかねないと思い、CRM(顧客管理システム)の導入を検討し始めました。


――数あるシステムの中からPORTERSを選んでくださった理由は何でしょうか。

大貫氏:最大の決め手は、複雑なマッチング条件を柔軟にシステムに落とし込むことができる設計であったことです。

 我々の特化領域である障害者雇用の領域では、求人と求職者のマッチング条件が多岐にわたり、複雑になりやすいという特徴があり、一般的なシステムではマッチングの仕組み構築にもハードルが生じます。その点、PORTERSであれば、柔軟なカスタマイズ性によって当社が理想とする「1人1人に寄り添ったマッチング」を実現しつつ、条件に合う方の見落としや紹介漏れを防ぎ、マッチングのチャンスを最大化できるデータベースが構築できると判断しました。加えて、独自アプリの開発や異なるシステムとの連携を見据えたAPI連携の柔軟性も、決め手の1つになりました。

 導入にあたっては、スプレッドシート管理からPORTERSへスムーズに移行できるか、従業員の抵抗はないかなどの懸念もありましたが、説明を受けた際、PORTERSは直感的に操作ができそうだと判断し、導入を決めました。

PORTERS導入でマッチング数3倍、書類作成時間30%減、売上高2.5倍!

――主にどのような機能を活用していますか。

大貫氏:オートマッチング機能はフル活用しています。ありがたいことに、現在は多くの求人をいただいている状況です。これまではCP(キャリアパートナー/キャリアアドバイザーと同意)が個人の記憶やスキルですべての求人を把握し続ける必要があり、物理的な限界を迎えていました 。しかし、オートマッチング機能により、事前に条件を登録すればシステムが自動で最適なマッチング候補を出してくれるようになりました。これにより、マッチング数は導入前の約3倍に増加しました。


――業務効率化の面ではいかがでしょうか。

大貫氏:スマート帳票を活用することで、推薦書類の作成時間を大幅に削減できました。障害者雇用においては、求職者の持つ特性や企業側で必要な配慮事項などを、推薦時に正確に伝えることが極めて重要です。そのため、書類作成がCPの大きな業務負担になっていました 。PORTERS導入後は、システム内に入力した情報がそのまま推薦書類に反映されるため、書類作成にかかる時間が約30%削減されました。


――削減された時間は、どのように活かされていますか。

大貫氏:キャリアパートナーが求職者1人1人に寄り添う時間が増えました。面談やきめ細やかなフォローアップに時間を割けるようになったことは、当社のサービス価値向上に直結しています 。結果として、PORTERSの導入から約1年で、売上高は前年比の約2.5倍になりました 。業務効率化が単なるコスト削減にとどまらず、売上拡大と価値提供の最大化という投資対効果を生んでいます。


――数字の分析への活用はいかがでしょうか。

大貫氏:数字の分析や集計は劇的に効率化しました。以前は数万行におよぶデータを掛け合わせる必要がありましたが、PORTERS導入後は1つのデータベースから必要なレポートを即座に取得できるようになりました。現在ダッシュボードや事業状態の報告、KPIの検討に使う元データは、すべてPORTERSが基盤になっています。

 また、エリア別のKPIを定められた点も大きなメリットです。サービス提供の主要エリアである関東、関西、東海では、地域ごとに障害者雇用のニーズが異なることがデータから明らかになりました。これにより、各エリアにおけるKPI設定の解像度がぐっと上がっています。


――エリアでどのようにニーズが異なるのでしょうか。

大貫氏:ベースの指標は似ていますが、特に注力する数値はエリアごとに異なります。「求職者といかに接点を持てるか」を重視するエリアもあれば、「マッチング回数の最大化」がテーマのエリアもあります。その解像度がかなり上がりました。

システム導入は組織のポテンシャル向上と求職者への価値提供に役立つ投資

――連携を検討中のサードパーティーはありますか?

大貫氏:求人や候補者情報の取込みから帳票生成までをAIで自動化する『スマレジュ』と、PORTERS上の顧客リストと連携してAI自動架電ができる『Mico Voice AI』との連携を検討中です。


――PORTERSの担当者の対応について、ご意見をお聞かせください。

大貫氏:初期段階の些細な設定方法から丁寧に教えてくださいました。中でも、スマート帳票に数値や情報を表示させる方法は繰り返し聞きました。また、サービスを拡張していく中で、それぞれのサービスの売上管理の最適化についても相談しました。他にも、情報管理の方法やカラムの設計など、かなり細かく相談しましたが、ポーターズ社の担当者さんが伴走して理想の形を作り上げてくださいました。


――PORTERSの導入を検討中の企業様へ、お勧めポイントをお願いします。

大貫氏:膨大なデータを活用しきれていなかったり、現場が入力作業に追われて疲弊していたりする場合は、PORTERS導入で解決すると思います。

 データは、事業成長において重要なツールです。スプレッドシートの動作待ちやデータ消失を解消できる点は、業績に直結します。当社も結果として売上が上がりました。システム導入は、組織としてのポテンシャル向上、求職者への価値提供に役立つ投資だと思います。

 また導入担当者がITに詳しくない場合も、ポーターズは担当者がしっかり伴走してくれますので安心です。


――これからPORTERSに期待する機能やサービスがあれば、ご意見をお願いします。

大貫氏:企業へ営業活動を強化していく中で、人材紹介だけでなく複数の商材を提案していきたいので、PORTERSに人材紹介事業以外のカテゴリが登場したらありがたいです。マッチングシステムとしては非常に使い勝手がいいですし重宝していますので、CRM機能を他のツールと組み合わせるなど、よりシームレスになってPORTERSで完結できるようになると、より使い勝手がよくなると思います。

PORTERS担当者:ありがとうございます。今後、さまざまなアップデートを控えています。サードパーティーも絡め、管理段階からより効率化できるよう準備中です。


――最後に、今後の御社の展望をお聞かせください。

大貫氏:私たちは社会に存在するさまざまな壁をなくし、「障害によって生きづらさを抱える人たちのウェルビーイングを向上する」というミッションに向け日々事業を運営しています。

 障害のある方一人ひとりに寄り添うマッチングと、企業様が自社内で障害のある方を雇用し、その活躍を支えていける体制を整える「内製化支援」。この2つのアプローチを追求しながら、「障害者雇用といえばかべなし求人ナビ」を当たり前の選択肢にし、誰もが生き生きと活躍できる「壁のない社会」を切り拓いていきます。

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https://www.bm-sms.co.jp/

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東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
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高齢社会に求められる領域を、医療・介護/障害福祉・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、40以上のサービスを展開

Interview with
大貫 康平

株式会社エス・エム・エス
ウェルビーイング支援事業本部 障害者福祉支援部 障害者雇用支援グループ グループ長