HRビジネスクラウド お客さま導入事例

株式会社アイデム
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【マッチングプロ】RPAとの連携で専門職人材の成約増を実現

RPA単体では難しかったのが、AIがマッチングを行うマッチングプロを組み合わせることで、事前に想定していたスカウト送信数・返信数も達成でき、返信率に関しては予想以上の高い数字を実現することができました。
株式会社アイデム 佐野氏 大久保氏

課題はスカウト業務に忙殺されていること

業務効率化や生産性向上を目的として、導入が進んでいるRPAだが、単体では自動化できない業務もある。そこで、AI搭載のマッチングプロとRPAを連携させ、課題解決や成果につなげたのがアイデム社だ。導入の経緯から活用事例まで、同社の佐野氏、大久保氏に聞いた。

――まず御社の事業概要について教えてください。

佐野氏
弊社は紙媒体の求人誌の発行をする企業として創業しました。現在は人材紹介、外国人の採用支援、転職メディアの運営、人材育成を目的とした企業向け研修・セミナーなども展開しています。人材紹介は中途・新卒・グローバルがあり、私は中途を担当しています。特徴として、求人の約3割が看護師や薬剤師などの医療分野。そのほか、ITやメーカー、商社、建設、バイオ、ヘルスケアなどにも対応しています。


――マッチングプロを導入する前、人材紹介事業でどのような課題を抱えていたのですか?

佐野氏
弊社のコンサルタントは一気通貫型のため、求職者や企業の対応のほか、集客も行っています。集客では効率化のために、RPAを導入して、スカウトの自動化を進めていました。若年層のポテンシャル人材であれば、年齢・希望職種・転職回数などを設定して、問題なく自動化ができました。ただ即戦力人材の場合はスキルマッチが必要になるため、コンサルタントが求人内容を読み込み、どのような経歴や希望職種の方にスカウトを送ればいいか、文面に入れるキーワードは、など俗人的に考えてスカウトを送っていました。その作業に忙殺されていることが課題だと感じていました。


――業務にはどのような支障が出ていたのでしょう?

佐野氏
コンサルタントは本来、時間をかけて求職者と向き合うことが必要です。また知見を高めるために、日々勉強をする必要があります。特に専門領域では、新しいテクノロジーの知識や用語も知っておかないといけません。
即戦力人材を担当するコンサルタントは、経験豊富な組織の中核メンバーであることも多く、部下の育成を行うことも重要な役割です。スカウト作成に忙殺されると、それらに費やす時間が減ってしまうのです。


――それで、マッチングプロの導入に至ったのですね。

佐野氏
はい。以前に使っていたマッチングシステムは、人材ビジネスに特化したベンダーが開発した製品ではなく、やや使いづらさがありました。入れ替えを検討していたときにマッチングプロを知りました。こちらが設定したジョブに対し、候補者のレジュメを読み込んでスコアリングし、マッチ度の高い順に表示してくれるという、ほかにない製品ですし、弊社の課題を解決できると思い導入したのです。

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RPA+システムだからこそ生まれた成果

――導入後はどのような成果がありましたか?

佐野氏
目的であった、スカウト作成に費やす作業をすべてなくすことができ、残業時間は前年の同月比で4割も削減できています。RPA単体では難しかったのが、AIがマッチングを行うマッチングプロを組み合わせることで、実現したのだと思います。
ほかには、返信率を上げるために、他社が稼働していない土曜日にコンサルタントが出社して、スカウトを打つこともなくなりましたね。
またこれまで、求人によっては、どの登録者にスカウトを送ればいいのか、判断が難しいこともありました。それがマッチングプロでは、適切な方が一定数上がってきます。事前に想定していたスカウト送信数・返信数も達成でき、返信率に関しては予想以上の高い数字になっています。


――マッチング面で、導入前と導入後で変化があれば教えてください。

大久保氏
弊社はもともと、ポテンシャル人材の紹介が大半でした。ただ市場では、その層の求人獲得が難しくなっています。媒体で集客すると原価率も上がるため、専門職人材の紹介に注力していこうと考えていたところ、マッチングプロを導入したこともあり、現在は成約の約8割が専門職になっています。

テクノロジーの導入は必然

――人材業界は、コンサルタントが個々のスキルや経験で、俗人的に動いていることが少なくありません。そのため、ITやテクノロジーの導入が進みづらい風潮もあると思いますが、御社がシステム導入に積極的な理由を教えてください。

佐野氏
たくさんの強豪がいる中、いかに勝ち続けていくか。そう考えたとき、テクノロジーを導入するのは必然でした。もともと紙媒体を運営している弊社の登録者は、非正規のブルーカラー人材が多くいます。一方で人材紹介に親和性のある、正社員のホワイトカラー人材は少ない。社内のコンサルタントも、1000万円プレイヤーが多数いるわけではありません。そのため、他がしていないことをいかに早くするか、が重要になってきます。システム導入もその一環で、「導入が大変そう」「本当に成果は出るのか」など、躊躇する思いは当然ありましたが、避けて通れないと考え導入しました。


――ありがとうございました。最後に今後のビジョンをお聞かせください。

佐野氏
日本の転職市場は、多くの媒体が職務経歴書を導入していないことが課題の一つです。そのため、登録者のデータを見ても、今までどんな業務を経験してきたのか、分かりづらいこともありました。スカウトをいくら使っても、本当に求めている方を見つけづらい。しかし、雇用がメンバーシップ型からジョブ型に切り替わっていけば、大手を中心に、各媒体は職務経歴書を導入していくのではないでしょうか。そして人材の流動化が進んでいく5年後くらいが、本当のスタートになるかと感じています。

株式会社アイデム

https://www.aidem.co.jp/

■企業情報
株式会社アイデム
東京都新宿区新宿1-4-10 アイデム本社ビル
Tel.03-5269-8711(代表)


1971年設立。新聞折込求人紙に始まり、フリーペーパーやインターネット、人材育成や人材紹介と、時代の変化に対応した人材サービスを展開。人に「はたらく」感動を、企業には「人材」という価値をつなぎ、地域が発展できる社会の実現を目指している。

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