1度PORTERSを解約するも再契約。その理由は…
――最初に、御社の事業内容をお聞かせください。
小林 峻氏(以下、小林氏):SAMURAI Careerは、プログラミングスクールを運営するSAMURAIのグループ会社で、若手20代紹介サービス『キャリ活』や、ITエンジニア紹介サービス『転職サクセス』事業を展開しています。PORTERS Agent(以下、PORTERS)は、もともと転職サクセス事業部が2018年に導入しており、私が所属するキャリ活事業部は23年に導入しました。
――導入の経緯を教えていただけますか?
小林氏:2023年に新たにキャリ活事業部を立ち上げることになり、当時の代表が私に「CRM(顧客管理システム)は使用中のシステムとPORTERS、どちらがいい?」と相談がありました。私が「PORTERSがいい」と伝えたこともあり、契約となったそうです。
――ありがとうございます。PORTERSを選んでくださった理由は何でしょうか。
小林氏:事業部を立ち上げながらCRMをカスタマイズしていくためには、カスタマイズの柔軟性が高く仕組みづくりが素早くできるPORTERSのほうが効率的だと思ったからです。また、以前転職サクセス事業部がPORTERSを使っていた経緯もあるので、社内の運用、浸透もスムーズに行えると思い、PORTERSに決めました。
カスタマイズ機能を活用してフルリモートでも皆のがんばりを評価できる仕様に
――PORTERSを運用し始めて、最初に感じた利便性は何でしょうか。
小林氏:スプレッドシートで顧客管理を行っていた時代と比べると、それはもう驚異的に業務効率が上がりました。以前は、ドライブにある年月別の個人情報フォルダーから人を探し出していましたが、PORTERSは入力さえすればデータベースが自動で形成されるので、必要な情報を簡単に抽出できます。この点は特に、手動作業とは比較にならないくらい便利です。季節要因や施策など様々な要因がありますが、25年10~12月期から26年1~3月期で月のCA1人あたりの受注金額の平均が20万円ほどアップしました。
また、PORTERSが人材紹介事業向けに作られている点が、利便性につながっていると感じています。他社製品だと、自由度が高過ぎるゆえに作り込み・カスタマイズに工数がかかってしまいます。その点、PORTERSは最適化されたテンプレートが実装された状態から始められるため、やりたいことをクイックに実現できる印象です。
――御社独自の活用法があれば、教えてください。
坂口 帆波氏(以下、坂口氏):当社では、毎月の売上期待値を“ヨミ”として成約確率別に分けて管理しています。入力した情報を1時間おきに自動更新しながら、レポート機能で書き出しをして、リアルタイムで売上の進捗や達成予想日などを管理しています。これにより、マネジメントで気を付けるべき点や強化点、活動の調子が悪いメンバーなどを一元管理でモニタリングできます。
またレポート機能を活用することで、求職者や選考プロセス、受注履歴などの必要情報を過去の履歴も含めて抽出することができています。さらにRPAを組み合わせて活用することで自動エクスポートも行うことができます。
小林氏:これらの管理は、当社がフルリモート勤務であることに大きく関係します。毎日出社して顔を合わせていれば、その場で話し合ったりミーティングをしたりできますが、当社はフルリモート勤務なので、データによる可視化と共有がとても重要になります。皆のがんばりをキャリアなどに合わせて定量化できるため、未経験者もフルリモートでのマネジメントが可能になります。
1時間おきの進捗チェックで次の一手をその日のうちに
――1時間おきにデータをスプレッドシートに自動更新されているのはどのような背景でしょうか。いつ頃から始められましたか?
坂口氏:以前は1日1回、15~20分程度の時間をかけて手動で更新していましたが、よりリアルタイムに近い形でデータを可視化し、対応速度を上げるために、RPAやGASを活用して半年ほど前に自動化しました。
矢野 隆登氏(以下、矢野氏):1時間おきに更新することで、ほぼリアルタイムで数字の変化が分かるので、その日のうちに次の一手が打てるようになりました。それまで昼のMTGや夕方のMTGで確認が必要でしたが、今はほぼリアルタイムの数値を前にしながら会話をできるようになりました。
――“ヨミ”の精度を上げる方法があれば、教えてください。
小林氏:例えば、注力項目に対する報告を求めた場合、楽観的に報告する人と悲観してなかなか報告しない人がいます。そうすると注力度合いがぼやけてしまうため、選考状況に応じてカウントする定義を決めています。その後、チームリーダーが確認をしたうえで、売上期待値として入力してもらうようにしています。このフローを取り入れたことで、売上着地予想を精度高く予想することができ、週単位や日単位でのボトルネックを分析して細かい指示を出せるようになりました。また、状況を見ながら広告予算アロケーションの調整や外部ベンダー・アライアンス先との早期調整や交渉の判断もしやすくなっています。このような動きは、PORTERSからのデータを元に可視化できているからこそだと感じています。ただ、期待値の設定についてはこれで完成とは思っておらず、ブラッシュアップの余地があると考えています。
――独自の活用方法で成果を出してくださり、うれしいです。ちなみに、今後PORTERSに期待する機能はありますか?
矢野氏:シンプルなUIやユーザーのリテラシーに左右されない操作感など、組織や人が増えても全員が活用することのできる汎用性の高さは、今後機能が増えても変わらないでほしいです。また、PORTERSの担当者様は利用者のニーズを汲み取ってシステムをアップデートしたりカスタムの提案をしたりしてくださるので助かっていますね。
「不便さを感じることがない」ことが最大の魅力
――キャリ活事業部の今後の展望をお聞かせください。
小林氏:今後も若手の人材紹介事業は広げつつ、第二新卒や社会人経験年数が長い候補者の支援も強化していきたいと考えています。事業規模もスケールさせていく方向で、CA(キャリアアドバイザー)とRA(リクルーティングアドバイザー)合わせて約100人の自社採用と、売上30億を目指します。
だからこそ、PORTERSには今後も期待しています。求職者や企業の情報はさらに増大しますので、AIを活用した市場の傾向やニーズなどを分析できるような機能があるとありがたいです。加えて、より多様なサードパーティーと連携できるようになると助かります。
――御社は自社採用が順調だと聞きました。労働人口不足と言われる現代で採用の勝ち組になれる理由は何でしょうか。
小林氏:フルリモートかつフルフレックスで自由な社風という、いま好まれる条件が揃っているため、採用情報を発信するたびに期待以上の応募がきます。ダイレクトリクルート件数が増えたため、現在の採用単価は10万円以下です。
――10万円以下はなかなか聞かない金額です。PORTERSを事業拡大に活かしてくださっている御社から、最後に導入検討中の企業や担当者様へメッセージをお願いします。
坂口氏:PORTERSの担当者様は皆さん人材業界についての知見があり、「こういうことがやりたい」と相談すると、すぐに手法を提示してくださいます。私自身、人材紹介の営業職は未経験なので、かえってPORTERSの担当者様のほうが詳しいこともあるくらいです。困ったときにすぐ対応してくださる点も、導入を検討している皆さまにお勧めできるポイントです。
矢野氏:私がいちばんお勧めするポイントは、人材業界に特化したCRMで、クイックに立ち上げられるところです。私は前職でもPORTERSを使っており、後に内製システムにリプレイスする経験をしましたが、その作業で改めて、PORTERSの仕組みの奥深さと緻密さを実感しました。利用する側のときには「なんでこんな複雑になっているのか」と思っていた仕組みも、いざ自分が開発側に回ったとき、抽出して加工しやすくするための工夫だったと分かり、「PORTERSってすごい!」と感動したことを、今も覚えています。
小林氏:「不便さを感じることがない」こと、それにより運用や教育へのマネジメントコストを抑えながら、成果創出のためのアクションに注力できることが最大の魅力であり、多くの企業へお勧めできるポイントです。特に、人材紹介事業の軸として考えるのであれば、PORTERSはとても便利だと思います。
株式会社SAMURAI Career
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オープンアップグループ(東証プライム2154)のグループ会社として、人材紹介事業(キャリ活)、ITエンジニア紹介サービス『転職サクセス』を展開






