はじめまして!ポーターズで既存顧客様を担当させていただいております、Customer Success Gr.の佐藤 崇至です!
今回は2024年3月6日に開催された、【事業成長に繋ぐナレッジ交流会 2024Spring】のレポートをお届けいたします!

■ナレッジ交流会とは?
これまで、運用事例の共有やお客様同士の交流の機会創出のため「ユーザー交流会」を実施しておりましたが、
「自社の人材ビジネスの発展のために、他社のPORTERS活用による事業へのインパクトを理解し実践したい」というご要望を受け、
今後は内容を一新し、「圧倒的なナレッジの共有と実践」を目的とした【ナレッジ交流会】に生まれ変わります!
テーマを分けて年4回実施予定であり、今回はその初回「エントリー数向上編」のレポートです!
 



今回はPORTERSご利用中の株式会社ウィルオブ・ワークより、テックキャリア事業部 部長の松浦正和様、そして弁護士ドットコム株式会社より、青山祐太郎様にご登壇いただき、エントリー数向上の施策事例をご発表いただきました。

■事例発表:ウィルオブ・ワーク 松浦様
株式会社ウィルオブ・ワークはコールセンターや販売職、また工場を中心に展開とした派遣事業を展開し、松浦様はITエンジニアに特化した人材紹介サービスをご担当されております。
松浦様は「データベースを使いこなせるものが人材紹介を制する」というビジョンを掲げ、下記の施策についてご説明いただきました。


[PORTERSの設計、KPIの管理]
 
同社では「その方に本当にフィットした求人を紹介する」という戦略の元、再面談8割を目指し、その材料であるアクションのログをPORTERSにきちんと残す手法を実施。
初回の面談はいつなのか、マイページは発行できたか、再面談の日程は組まれたか…etc.
それらをPORTERS上に残せるよう一覧画面をカスタマイズし、1on1で確認しやすいよう設定。

[PORTERS Assistの活用]
面談の時間を創出する施策として「PORTERS Assist」を利用し、スカウト業務に係る工数を削減、また活用しきれていない求人でスカウトを打ってくれるので、新たな面談機会創出にもつながる。
事実、同社ではエントリー数、エントリー率共に高い数値を上げている。

 
[PORTERS assistとは?]
 

AIを用いたPORTERS独自の【スカウト代行】サービス
【アクティブ】な求職者を追跡し、5分以内にAIが候補者に適合した求人のスカウトメールを送信。
既存のスカウト代行やRPAサービスと比較し、高い有効エントリー率を誇る。
(今回の交流会で弊社谷内田からもご案内させていただきました!)


[PORTERS MA]
それまで時間を割くことが難しかった過去求職者の掘り起こしを自動化して実施。
掘り起こし経由でのエントリー数0人から毎月10人ほどの獲得を実現。

[PORTERS MAとは?]
メールの一斉送信から、クリック・応募数の回収まで実施するマーケティングオートメーションツール。通常のPORTERSからは送信できないHTMLメールや、メール送信後のフェーズ自動更新機能も搭載。

ウィルオブ・ワーク様の他にも、定期的な掘り起しにより、月に10-20件程度の応募を獲得した事例もある。
 
(今回の交流会で弊社牧港からもご案内させていただきました!)


こうした施策を通じ、ウィルオブ・ワーク様ではエントリー数の向上を実現されております。
松浦様は発表の最後に、「ローカルや別ツール管理を無くしてすべてPORTERSで管理することが、事業全体を客観視しながらマネジメントを実施し、稼働率向上を図ることに繋がる」と結ばれていました。


■事例発表:弁護士ドットコム 青山様
弁護士ドットコム株式会社は電子契約サービス「クラウドサイン」や、一般の方に弁護士を紹介する「弁護士ドットコム」等様々なサービスを展開しています。
青山様はマーケティング等をご担当されており、当初は「コア業務に割く時間の確保」
「求職者への対応スピード」といった課題に悩まされていました。
そこでAPIを活用した下記の施策を実施しました。


[登録経路の取得]
それまでサイトからのエントリー情報を人の手で入力していたが、
APIを使って自動で登録できるよう整備。
また登録情報内にタグを入れることで、面談設定数等のオフラインコンバージョンを取得し、結果CVR(顧客転換率)は導入後215%に、CPA(顧客獲得単価)は導入後50%まで半減。


[求職者情報の自動反映]
面談設定において多忙な弁護士のタイミングキャッチを強化するために業務フローを改善。自動でポーターズにエントリー情報を入力し、エントリーセンターという専任チームがホットなうちに即対応。繋がらない人は掘り起し対象としてSMS等でコンタクトをとる体制を構築。
また自動収集されるデータを精査することで、コンサルタントの事前準備が充実し、面談の質も向上。

結果、有効登録未判定面談数は導入前の1/4、有効登録判定数は導入前の2倍に増加した。

青山様はこうした結果に至った要因として、「PORTERSのAPI良いですよ、というのが今日のお話しのメイン」、「APIを導入することにより施策の立案と実施に工数を割くことができ、分析と検証がしやすくなる」と高くご評価いただきました!


■参加者向けアンケートの結果

続いて、参加後アンケートの結果を元に、ご参加いただいた皆様に”何を持ち帰って”いただけたか確認していきましょう!

「他社のナレッジ」「事例」
「ナレッジ交流会」と銘打っていることもあり、他社様でのご活用事例をどのように自社に持ち帰っていただくべきか、運営側も苦心いたしました…
そこで今回はディスカッションの時間を設け、ワークシートを元に企業様同士で「自社の課題はどこか」「今後どのような部分に注力していきたいか」について熱い議論を交わしていただきました!

中には特徴的な使い方をされている企業様のお話しに、
「それってこういうこともできますか?」
「うちにはこんな課題があるのですが解決できそうです!」
とご自身の状況と照らし合わせて、活用法を見つけた企業様もいらっしゃいました。


「人脈形成」「他社との交流」
前身のユーザー交流会からご好評をいただいている懇親会のお時間。
いくら普段はライバルとはいえ、他社様がどのように事業を運営しているか、また同業者だからわかる悩みややりがいを共有したい…といったニーズは根強いようです。
今回は会場である弊社から徒歩数分の場所にある「Royal Garden Cafe」様に会場をお借りしました。

事例発表にてご登壇いただいたウィルオブ・ワーク松村様に乾杯のご発声をいただきスタート。

途中には弊社社長の西森や副社長の渡邊もご挨拶をさせていただきました。

各テーブルでは、自社の業務や人材業界全体の課題について議論を交わしたり、プライベートなお話に花を咲かせたり、PORTERSや交流会への改善要望をお話しいただくなど、
和気あいあいとした雰囲気であっという間に時間が過ぎておりました。


■次回開催のご案内
いかがでしたでしょうか。
第1回ナレッジ交流会は述べ48名の皆様にご参加いただき、大成功を収めました。

そもそも、今回運営チームでは、
「他社のナレッジを活かせる形で共有し、持ち帰ってほしい」

「人材会社様同士で交流する場を作りたい」
という強い思いのもと、本企画を進めて参りました。

もちろん改善すべき点はありますが、
アンケート、また当日のお客様のご様子から、その思いがお客様に届いていることが読み取れて、
チーム一同大変光栄に思っております!



ナレッジ交流会は今後4回にわたって開催され、次回第2回は「マッチング数増」をテーマに6月5日にポーターズ本社で開催されます!
標準化しづらく、また個別性が高いことで根強く各人材会社様で課題が残る本課題に対して、他社様がどのような施策を取られているのか…
御社にもお役立ちできる事例が必ずあります!
ぜひお越しください!

それでは!