Leaf Ring株式会社の導入事例

属人的な経験則に頼らない業務体制へ
PORTERSの導入で実感した「情報を一元化する重要性」
Leaf Ring株式会社

PORTERSの導入で実感した「情報を一元化する重要性」

地球温暖化対策に取り組む様々な企業をサポートするため、脱炭素領域に特化した人材紹介事業に取り組むLeaf Ring株式会社。同社の転職支援サービス「Beluga Career」では、2019年にPORTERS Agentを導入して以来、運用上の工夫を行ってきた結果、今では同ツールなしでは業務が回らないレベルまで社内に深く根付いているのだといいます。その詳細について同社取締役 櫻井 和哉氏と、社長室 及川 嵩大氏にお話を伺いました。

属人性を排除したマッチングで業務効率化を実現し、工数を大幅削減

──まずは、Leaf Ringの事業内容についてお聞かせください。

櫻井氏:Leaf Ringは、脱炭素・地球温暖化対策領域特化の転職・採用支援サービス「Beluga Career」を運営している人材紹介を行う事業者となります。主なクライアントとしては、再生可能エネルギー関連事業者を始めとして自動車メーカー、電機メーカーなど裾野を広げており、地球温暖化対策に関連する様々な企業様のご支援をしております。専門知識を持ったコンサルタントが企業・業界動向の解説から求職者様のキャリアプラン設計まで細かくサポートしているのが特徴です。

また、会社規模がまだ大きくないこともあり、少数精鋭で専門性の高いサービスをご提供する、いわゆるブティック型経営を行っているのも当社の特徴として挙げられます。求職者様とクライアント企業様の両方に接して転職・採用支援を行う「両面型のスタイル」を採用しています。

現在は約10名の体制で事業運営していることもあり、各々がコンサルタントとしてのご支援をしつつ、新規営業やマーケティング等の役割を持つメンバーもおり、各々の業務担当領域が非常に広いことも特徴の一つとなっています。
PORTERS Agentでは、こうしたコンサルタント業務以外の営業、マーケティングなどの文脈でもサービスを活用させていただいている状況です。

──貴社では、2019年よりPORTERS Agentの活用を開始しています。活用前に貴社が抱えていた課題を教えてください。

櫻井氏:2018年の会社設立当時は、別のタスク管理ツールを使用しておりましたが、情報の格納先などが整理されておらず、求職者と求人企業の情報などが別々に保管されている状態でした。そのため、求職者と求人作業のマッチング作業は、各担当者の経験に依存する「脳内マッチング」状態で進めるしかない上に、情報取得の為のツール内の行き来も多く、非常に工数がかかっていました。
当時はこれでも問題なく業務を遂行できていたので大きな問題にはなっていなかったですが、今後事業を拡大し人員を増やすことを考える上では、この「属人的な業務フロー」の解消が重要です。そこで、人材紹介事業専用のシステムを複数ピックアップ。比較検討した結果、PORTERS Agentを導入することにしました。

──ツール選定時に重視されていたポイントを教えてください。

櫻井氏:導入ツールを選ぶ上で、私たちは2つの点を重要視していました。1つは、「多機能であること」。もう1つは、「高機能であること」です。
なぜなら、当社は代表の岡﨑を始めデジタル畑出身のスタッフが多かったことから、「データベース構築を事業の強みにしていきたい」と考えていたためです。その条件下でツールを検討した結果、PORTERSAgentが最もカスタマイズ性が高く、独自のデータベースを構築できるツールであることが分かりました。

情報の一元化が成約率の大幅向上に直結

── PORTERS Agentを導入したことで実感している具体的な効果について教えてください。

櫻井氏:元々はバラバラだったデータが、1つのシステムにまとまったことで求職者と求人企業のマッチングが非常に容易になりました。これにともない、成約率も大幅に向上しています。現在では完全にPORTERS Agentをベースに当社の業務フローを確立しているため、もはや同システムなしでは業務が成り立たない程です。また、求職者や企業担当者様とコミュニケーションを取る上で、メール送付機能が非常に役立っています。当社では、求職者との面談時に求人票をメールでお送りしているのですが、PORTERS Agentのメールテンプレートが非常に充実しているため、重宝しています。

及川氏:入社前のログを一元的に確認できる点も非常にありがたいと感じています。私自身、PORTERSAgent導入のかなり後に入社をしているのですが、創業初期からの情報が蓄積されているので、企業担当者様とのコミュニケーションや企業・求人特性の把握などに非常に役立っており、より質の高いご支援に繋がっていると感じています。メール等のやりとりの場合、社内共通アドレスなどを設定したとしても入社前の送受信履歴を追うのは難しく、PORTERS Agentの活用によりこうした情報へのアクセスも効率的に行えるようになりました。

── PORTERS Agentを社内で最大限に活用するために工夫されたことはありますか。

櫻井氏:先述の通り当社では、基幹システムとしてPORTERS Agentを活用しながら業務を進めている中で、情報の一元的な管理体制の構築は継続的に注力しています。特にメール送信機能は、選考プロセスを進める中で頻繁に使用するため、専用の業務フローを設計したり、新規入社者のオンボーディングとしてシステム概要や使用方法の研修の構築を行っています。
他にも、脱炭素・地球温暖化対策等に関連するご経験や専門資格情報など、当社の事業内容に適した項目を独自にカスタマイズすることでマッチング精度の向上を目指しました。

──ポーターズではお申し込みいただいてから運用開始までの1~2ヵ月間、導入のご支援をさせていただいていますがその際に何か印象的だったことはありますか。

櫻井氏:導入当時は会社の規模がまだあまり大きくなかったため、たくさんの人員を導入に割くことが難しい環境でした。そのため、IMEXの設定やデータ
入力など、さまざまな点で手厚くサポートいただけたことがスムーズな導入につながったと感じています。

カスタマイズ設計の意図や、オペレーション手順を明確にすることで、 誰もが活用しやすい環境を構築

──これまでの運用を通じて、PORTERS Agentを最大限に活用するためのコツがあれば教えてください。

櫻井氏:たとえばマッチングの項目設定を行う際に、まずはその目的を明確にすることが最も重要だと考えています。特にPORTERS Agentは多機能・高機能だからこそ、目的が曖昧だと、設定した項目で検索をしても意図した通りの検索結果とならないケースがでてきかねないですからね。
また、効率的なオペレーション体制を構築する上でも同様のことが言えると思っています。多くの機能を実装している中で、手順や使い方がわかりづらくなってしまいそうなものは、必ず手順を明確に定めてマニュアル化することで、誰が利用しても迷わずに入力できる環境を作ることも利用を促進していく上では効果的だと思います。

及川氏:PORTERS Agentにおける項目の設計やオペレーション構築背景まで詳細に理解しているメンバーが、社内浸透を常に意識しながら全体周知や個別伝達を行っていることも全社的にツールを活用する上では大切です。当社でも、PORTERS Agentの導入当初からいたメンバーが積極的に社内に発信してきたことが、現在のような活用につながっていると感じています。

導入検討している企業へ。各企業が求める形にカスタマイズすることが可能

── PORTERS Agentの導入を検討している企業にメッセージをお願いします。

櫻井氏:先述の通り、PORTERS Agentの導入時に、ポーターズさんに細かいところまで丁寧にサポートしてもらえるので、まったく心配する必要がないことは強調しておきたいと思います。それに加えて、システムとしてのカスタマイズ性が非常に高いため、各企業が求める形にカスタマイズすることも可能です。
自社が抱える企業課題についてポーターズさんに相談しながら活用方法を模索することで、将来的に大きな成果が得られると思います。

── 今後のPORTERS Agentの活用方法について展望をお聞かせください。

櫻井氏:まずは、脱炭素領域における人材紹介事業者のトップになれる体制を整えていきたいです。その上で、弊社としては「環境問題に挑み続ける」というコーポレートミッションを掲げており、今後は脱炭素領域以外の分野にまで人材紹介業務を広げていきたいと考えています。
ただ一方で、事業範囲を広げればそれにともない、マッチングの精度も落ちてしまいます。ここは、ポーターズさんのさらなる品質向上や提供サービスの拡充によりお力を借りていきたいですね。


Leaf Ring株式会社

https://leafring.jp/home

■企業情報
Leaf Ring株式会社
東京都港区南青山一丁目12番3号 LIFORK MINAMI AOYAMA N211

2018年02月16日設立。脱炭素・地球温暖化対策領域特化の転職・採用支援サービス「Beluga Career」を運営。

Interview with
櫻井 和哉

Leaf Ring株式会社
取締役