株式会社リンク・アイの導入事例

株式会社リンク・アイ

業務効率化により事務コスト削減が可能に

「PORTERS Agent(以下PORTERS)の導入で事務作業の自動化ができ、業務の効率が上がり、年間360万円ほどのコスト削減が実現し、攻めの業務に注力できるようになりました」株式会社リンク・アイ 渡辺氏、平野氏




  • 新卒紹介ビジネスに合わせたカスタマイズ性が可能なこと

  • 事務作業の自動化が可能なこと

  • コンサルティングやカスタマーサポートの対応の良さ


“モチベーション”の高い企業に特化した新卒紹介

株式会社リンクアンドモチベーションのグループ会社として、新卒に特化した人材紹介を行っている株式会社リンク・アイ。従業員のモチベーションを成長ドライバーにした経営を目指す「モチベーションカンパニー」と定義する企業と、自主的に自らのキャリアを創り上げようとする「アイカンパニー」と定義する学生に限定してサービス提供している。そんな同社がPORTERSを導入したきっかけや、PORTERSを活用し今後実現していきたいことを渡辺氏と平野氏に聞いた。

渡辺氏
弊社の大きな特徴は、弊グループの組織改善クラウドシステム「モチベーションクラウド」を利用して、「モチベーションカンパニー創り」を本気で目指す企業に限定して学生を紹介している点です。
組織のエンゲージメントスコア(企業と個人の相互理解・相思相愛度合いを偏差値化したもの)と営業利益率もしくは労働生産性に相関があることは、慶應義塾大学との共同研究でわかっています。自身の人生の投資先を探している学生たちに対して、5~10年後の先行指標でもあるエンゲージメントスコアに本気で向き合っている企業のみを紹介していくことが一番の特徴です。
現在、求人企業は約30社に限定をしておりますが、ここ2年で1社あたりの採用数は130~140%拡大しています。


渡辺氏
「熱くて、強くて、気持ちいい」という3項目のレベルが高い学生が多いです。「熱さ」とはエネルギーの広さと深さ、「強さ」は自己信頼と適応能力、「気持ちよさ」は、発信力と受信力に分けています。そういった能力を持った学生たちに、これからの時代を生き抜く上で、会社に依存するのではなく、自主的に自らのキャリアを創り上げていく「アイカンパニー創り」の重要性を伝えています。

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年間360万円ほどのコスト削減が可能に

――御社は2017年にPORTERSを導入されました。その経緯を教えてください。

渡辺氏
以前は他社のシステムを使っていたのですが、その仕様が新卒紹介という弊社のビジネスに合いませんでした。機能が10あるとすれば、使えていたのは2~3程度。しかし、機能を追加しようとすると大きな改修費用がかかってしまいます。そこで、カスタマイズ性の高さが決め手でPORTERSに切り替えました。導入の際は、弊社の事業や今後を踏まえたうえで初期構築に対応いただくなど、コンサルティングの手厚さや、カスタマーサポートの対応スピードも満足できました。


――導入後、具体的にどのような効果がありましたか。

平野氏
PORTERSは、画面の左右で違うページを見られますが、以前は一つのページだけ。ページを遷移する際に3秒ほど時間がかかっていました。そういった時間のロスが解消できました。
あとは手動で行っていた事務作業を自動化できたことで、効率がものすごく上がりました。例えば、学生に企業の説明選考会やインターンの案内をメールで送る際、以前は1日1~2時間かけて手動で行っていましたが、今はすべて自動化しています。

渡辺氏
数字にすると、月額30万円、年額360万円ほどの削減ができている感覚です。またこれまでは、いかにミスをしないか、という守りの業務が多かったのですが、自動化によって誤送信などもなくなり、他メンバーのサポートなど攻めの業務に注力できるようになりました。

必要な情報へのアクセスが便利に

――PORTERSで特に便利だと感じる機能があれば教えてください。

平野氏
求職者の情報蓄積が便利になりました。以前のシステムはカスタマイズができなかったため、学生の面談記録や性格診断、評価などを一つの枠で保管していました。PORTERSでは項目ごとに枠を作れるため、必要な情報にアクセスしやすい。学生の状況を一覧で見ることもできます。
また、以前は学生へのアンケートを紙で行い、手動でシステムに入力していましたが、今はWEB上での回答が自動でPORTERSに転載されるようになりました。大規模の説明会の際などに多いのですが、会員登録していない参加学生は会員ページからのアンケートに答えられないので、Googleフォームで回答してもらったデータを手動でインポート・エクスポートして、検索の利便性を上げています。


――今後、PORTERSを活用して実現していきたいことは何でしょう。

渡辺氏
現在は売上、粗利、営業利益などを、手動でExcelに入力して計算しています。PORTERSと連携することで自動化していければと思っています。また経営数字だけでなく、学生や各企業のステータスなど、すべてのデータと連動できれば申し分ないですね。あとは、学生からのヒアリング情報をPORTERSに蓄積し続けることで、将来的に自動で職務経歴書やパーソナルデータが作成されて、転職活動がしやすくなるアウトプットもできないか考えています。


――ありがとうございました。最後に今後の御社のビジョンを教えてください。

渡辺氏
弊社は学生一人ひとりと深くコミュニケーションを取り、属性だけでなく、性格などのパーソナルデータも持ち合わせているのが特徴です。企業の中途採用やもしかするとあらゆる購買マーケティングにも活用できるかもしれません。また定性的なデータのほか、学生に受けていただく適性検査「BRIDGE」で取得した定量的なデータを分析することで、更なるマッチングビジネスの最適化につなげていきたいと考えています。

株式会社リンク・アイ

https://www.link-i.co.jp/

株式会社リンクアンドモチベーションの100%出資会社。グループの持つプログラムを学生向けに改編し、ほかでは得られない自己成長の機会や場を提供。普遍的な個の力を高め、国内外で通用する人材育成と、企業向けの人材サービスを行っている。

Interview with
渡辺 隼太氏

株式会社リンク・アイ
代表取締役社長

Interview with
平野 絵美氏

株式会社リンク・アイ
企画室